ご利用者様の“もうひとつの家”ともいえる
小規模多機能型居宅介護事業所を運営している私たち。
“通い”のデイサービス、“泊まり”のショートステイ、
そして“訪問”のヘルパーサービスの3つの支援を通じて、
介護を必要とする方々の暮らしに寄り添っています。
あなたには当事業所で、ご利用者様への生活支援全般を行っていただきます。利用登録者数は24人。通いサービスは、ご利用者の意向に沿って曜日を調整し、ご利用いただいています。1人当たり週3~4日がご利用日数の平均です。訪問サービスは、「自宅での困った」に対してスタッフが訪問し、必要な支援を行います。
まずは朝、ご利用者様をお迎えすることから始まります。8時台から順次、一人ひとりの時間に合わせてご自宅に向かうイメージ。大体11時頃には皆さん揃います。お昼までそれぞれ思い思いに過ごされるので、そのサポートをしていきましょう。
あくまでも、ご利用者様の生活をスタッフが手助けするというスタンス。ご利用者様が朗らかに、あたたかな気持ちで過ごせるように、ちょうど良い支援を心がけます。
食事は人生を豊かにしてくれるもの。思い出になる日常のイベントだからこそ、私たちは食事の時間を大切にしています。介護されるために通っているのではなく、出かけた先が『なの花』。そこで食べる食事が楽しみ。そう感じていただける雰囲気づくりにも力を注いでいます。
準備はご利用者様と一緒に行うことが多いです。ただ食事が出てくるのを待っているよりも、自ら味を調整したり、皿を出したり、盛り付けたり、そうした準備も含めて食事の環境が豊かになるようにと考えています。
あっという間に1年、5年と『なの花』での思い出が増えている。人生の幕を閉じる最後の瞬間まで、目いっぱい楽しんでほしい。楽しみを分かち合いたい。――そんな気持ちで私たちは日々ご利用者様と向き合っています。
望みを叶えることや日常の行きたい場所にお連れすること。それが一人ひとりの生きる活力に変わっていくのです。私たちと一緒に、多くの方々の拠りどころとなれる場所をつくっていきましょう。
食事のリクエストには極力応えるようにしています!実際に、お料理番組を見ていた方の「これ食べたい」に応え、すぐに買い出しに行ったこともありました。“今”の希望に寄り添うことが大事なので、先送りにはしません。そうした素早い対応が達成感と成功体験に繋がります。
ご本人の「やってみたい」「行ってみたい」を叶えるのも私たちの仕事です。皆さんの思いは、「キャベツの千切りをやってみたい」というすぐにできるものから「桃の花を見に行きたい」という時間を要するものまでさまざまです。最大限叶えられるようにベストな方法を探しています。
この仕事は職員の連携が欠かせません。常に情報を共有し合い、時にはアイコンタクトでコミュニケーションを取ることもあります。個々には様々な意見を持ちつつも、チームとしては同じ方向を見て行くことが大切です。
地域の方々と触れ合う機会は大変多く、良くも悪くも評判は広がります。だからこそ、どんな時でも他者には丁寧に、自分には誇りを持てるように仕事をしていきましょう。